「 宿題なんて、あとでなんとかなるさ 」と現実逃避した僕と子ども達は、山口県にある鍾乳洞、秋芳洞へ。
次男が怖くて泣き出してしまうくらい迫力があった。
長男がコウモリを見たらしく「 ここは、バットマンの基地かもしれない 」と呟く。似てなくもない。なんとも神秘的で、このまま鍾乳洞の一部になってしまうんじゃないかと足がすくんでしまう。
これを観て正気を取り戻す。人間だって歴史を重ねてるんだぞ、と。
心を奪われる。まるで童貞を失ってしまった、あの夏の日にタイムスリップしてしまうかのように。
命からがら、冒険から帰還した僕たちは、外の倍の気温差と共に、現実へと戻されるのでした。