新しい猿の名前

《  好きな服はなんですか?好きな本は?好きな食べ物は何?
そう そんな物差しを持ち合わせてる僕は凡人だ 》

 

サカナクションの『 アイデンティティ 』を聴く前、僕はアイデンティティと言う言葉は、新しい猿の名前かなんかだと思っていた。

 

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アイデンティティの意味を調べたけど、未だによく解らない。

 

アイデンティティー(identity)は、広義には、「同一性」「個性」「国・民族・組織などある特定集団への帰属意識」「特定のある人・ものであること」などの意味で用いられます。

コンピューター関係で用いられるときは、「一致」「識別」のことです。

学術用語としてのアイデンティティーの定義は、哲学分野では、「ものがそれ自身に対して同じであって、一個のものとして存在すること」です。心理学・社会学・人間学などでは、「人が時や場面を越えて一個の人格として存在し、自己を自己として確信する自我の統一を持っていること」と説明され、「本質的自己規定」をさします。】

 

うん、全然解らない。200回生まれ変わったとしても、きっと解らない。結局、全く同じ人間なんているはずもないんだから、生まれてきた時点で、もうすでに個性だと考えていいのに、と思うんですよ。

 

「 そんな考え方じゃ、親分のアイデンティティは確立できないごわす 」と猿は僕に言う。

 

「 そんなこと言ったって解らないもんは解らないもんねぇ〜 」とぼやく。

 

「 誰にも認められないでごわすよ? 」と猿は僕に言う。

 

「 誰かに認められる為に君は生きてるの? 」と僕は言う。

 

そんなわけで、僕は猿に新しい名前をつけてあげた。猿は不服そうだけど。